無痛教室開催
当院では、妊婦さんに無痛分娩についてより理解を深めていただきたいと考えています。
そのため、無痛分娩教室を定期的に開催しています。
- 開催時期
- 毎週第二火曜日・第四火曜日
- 時間
- 12時半～
※所要時間は約30分程度になります。
- 内容
- 無痛分娩と自然分娩｜両方の経験から女性医師が注意点・コツをお伝え
※テーマは無痛分娩ですが、タイトル等変更する可能性があります。
- ※祝日等で開催日程が変わる可能性があります
当院、未来院の方へ
当院に初めて来院する方でも無痛分娩教室のご予約は可能となっています。
配布資料
無痛クラス 配布資料無痛分娩Painless delivery
当産院では出産時の痛みを和らげ、産後の回復が早いと言われている無痛分娩をお選びいただくことができます。
赤ちゃんを迎える出産はとても幸せなものですが、出産時の痛みへの不安が強い妊婦さんは少なくありません。
無痛分娩は痛みによる不安や苦痛を緩和することで、リラックスして赤ちゃんとの出会いを迎えられるお産方法です。
初産でも無痛分娩をお選びいただけます。
無痛分娩とは
欧米諸国では広く行われており日本でも無痛分娩の割合は増加の傾向にあります。
強い痛みを和らげることでママは心も体も負担を減らすことができ、産後の早期回復が期待できます。また、全身麻酔ではないので、赤ちゃんが降りてくる感覚や、お腹が張る感覚をしっかりと感じとることができ「自分で産んでいる」という満足感も得られます。
通常分娩と同じように、産後すぐに赤ちゃんを抱っこしたり、おっぱいをあげることも可能です。
硬膜外麻酔の方法
※クリック（タップ）すると拡大します
硬膜外麻酔は脊椎（せきつい）の中にある硬膜外腔（こうまくがいくう）に硬膜外カテーテルと呼ばれる細いチューブを入れ、そこから局所麻酔薬を入れて痛みを和らげる麻酔です。
この麻酔は、痛みを伝える知覚神経は麻痺させますが、運動神経は麻痺しないためにいきむことも出来ます。
カテーテルを入れる前に痛み止めの注射をするので、痛みを感じることもほとんどありません。
麻酔中は足の感覚が鈍くなるので、麻酔の程度により歩行制限があります。
メリット・デメリット
無痛分娩は、お産の強い痛みを和らげることが出来る優れた分娩方法の1つです。
ただし、無痛分娩にもいくつかのデメリットがあります。
無痛分娩のメリット、デメリットを十分ご理解いただいたうえで、ご希望の分娩方法をお選びください。
メリット
- 陣痛の強い痛みを和らげることができる。
- 他の鎮痛法より効果が期待でき、胎児への影響がほぼないと言われている。
- 外陰部や腟の縫合時に痛みがない。
- 緊急帝王切開になったとき、速やかに手術に取りかかることができる。
- 体力の温存が出来るため、分娩後の回復が早い傾向にある。
デメリット
- 麻酔薬の影響で陣痛が弱くなり、分娩の進行が遅れることがあります。そのような時は、促進剤を使用したり、吸引や鉗子分娩になる場合もあります。
- かゆみ、発熱、血圧低下、感染症、出血、異常感覚、頭痛が生じる可能性があります。頭痛については産後時間をおいてから生じることが多いです。（発生頻度は1％程度です。）
- 硬膜外カテーテルが一定の確率で迷入すること（硬膜外以外の場所に誤って入ること）があります。硬膜外麻酔で使用する量の麻酔薬が血管内に入ると局所麻酔薬中毒（痙攣）が起こり、くも膜下に入ると全脊麻（意識消失、呼吸停止、脳神経麻痺、すべての反射消失、瞳孔散大）が起こる場合があります。しかし、全身状態を観察しながら麻酔を進めることで、上記症状の発生を最小限に留め、仮に発生した場合も適切に対処することができます。
分娩に関連した急変時の体制
- 当院では、「無痛分娩マニュアル・手順書」の作成・順守と院内勉強会でのスタッフ教育を通じ、安全で標準化された無痛分娩を提供できるよう、スタッフ一同努めております。
- 緊急時に必要な薬剤・機器は以下の通りで、使用可能な状態で整備されています。
- 急変時、緊急時には適切な対応・記録をするとともに、地域の高次医療施設に搬送します。
- 当院は、日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業へ参画しております。対象事例が発生した場合、同医会に速やかに報告する体制をとっています。
| 麻酔器 | あり |
|---|---|
| 除細動器 （またはAED） |
あり |
| 母体用生体モニター | あり |
| 蘇生用設備・機器 | あり |
| 緊急対応用薬剤 | あり |
2025年3月24日更新
勤務医師数
| 産婦人科 | 麻酔科 | ||
|---|---|---|---|
| 常勤1人 | 非常勤27人 | 常勤0人 | 非常勤 ー |
| 産婦人科 | |
|---|---|
| 常勤1人 | 非常勤27人 |
| 麻酔科 | |
| 常勤0人 | 非常勤 ー |
2025年3月24日更新
無痛分娩麻酔管理者・麻酔担当医の麻酔研修歴、講習会受講歴
鈴木 美奈子
国立成育医療センターにて 産科麻酔研修
JCHO 船橋中央病院にて 産科麻酔、手術麻酔研修
2024.3.29
JALA カテゴリーA 講習
2024.4.8
JALA カテゴリーB 講習
2024.9.29
J-MELS ベーシックコース
2024.9.29
J-MELS 硬膜外麻酔急変対応コース
2025年3月24日更新
分娩取り扱い実績
2024年（1月〜12月）
| 分娩方法 | 合計数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 経膣分娩 | 429 | 無痛分娩: 260 |
| 自然分娩: 169 | ||
| 帝王切開 | 67 | 予定手術: 41 |
| 緊急手術: 26 |
2025年3月24日更新
無痛分娩率 57.8%
分娩中の緊急手術率 4.2%
費用（無痛分娩）
上記の無痛分娩費用のうち、10万円が都の助成対象となります。
（分娩予定日が2025年10月1日以降の都内在住の方）
お産の進行状況により、薬剤追加料、無痛管理料が別途加算される場合がございます。
また、無痛分娩希望ではない方が、陣痛開始後に無痛をご希望された場合、緊急対応として20,000円加算されます。
予めご了承ください。
2025年3月24日更新
書類
無痛分娩に関する方法及び説明文書
硬膜外無痛分娩マニュアル急変時の体制・当院の無痛分娩管理と体制
緊急時の体制無痛分娩の看護に関する説明文書
無痛分娩看護マニュアル偶発事例報告事業について
偶発事例報告事業無痛分娩施設情報一覧・救急搬送先等について
無痛分娩施設情報一覧当院では、平成30年に厚生労働省が無痛分娩の安全な提供体制の構築に向けて作成した「無痛分娩取扱施設のための、『無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言』に基づく自主点検表」の項目をすべて満たしております。
自主点検表JALA（無痛分娩関連学会・団体連絡協議会）の「無痛分娩取扱施設のウェブサイトにおける『自施設の診療体制に関する情報公開』」はこちらから
医療法人社団義恵会ファミール産院えどがわ｜JALA
2025年3月24日更新
ファミール産院えどがわの
危機対応シミュレーション実施歴
- 危機対応シミュレーションの実施歴
2025.3.14 - NCPRに基づいたシミュレーションの実施歴
2025.2.14、2025.3.7
2025年3月24日更新
※ファミール産院グループは、安全で安心で快適な無痛分娩の提供のため、助産師・助産学生に対する
正しい無痛分娩の知識及びをコミュニティを形成している“飛ぶ無痛Café”を応援しています。